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新宿の落合・中井の街を染め物が彩る「染の小道」が10周年

新宿の落合・中井の街を染め物が彩る「染の小道」が10周年

妙正寺川にたなびく反物。2017年川のギャラリーより
(写真提供=染の小道実行委員会 広報班 重田)

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 西武新宿線・都営地下鉄大江戸線の「中井駅」周辺で2月23日~25日の3日間、「染の小道」が開催される。新宿の地場産業「染色」を盛り上げようと2009年に中井で始まり、冬の一大イベントに育って今年で10周年を迎える。共催は新宿区、新宿区染色協議会。

川に反物を設置するチーム「川組」がまとう黒はんてん(写真提供=染の小道実行委員会 広報班 重田)

 今年は定番企画である、妙正寺川の約300メートルに手染めした反物が架かる「川のギャラリー」と、染色の技法を使って染め上げたのれん107枚が商店の店先を飾る「道のギャラリー」のほか、染めの魅力を伝える10周年企画も用意する。

 内容は、落合第五小学校の体育館にランウエーを設け、作家や学生が作った着物を披露する「染の街のキモノショー」(25日午後)、いくつかの染色技法を会場の落合第二小学校で体験できる「染のがっこう」(24日・25日の11時~16時)など。落合・中井のテーマカラーを10色選ぶ公募企画「十人十色 十年十色」も行う。「西武新宿」「黄金」のように「落合・中井にちなんだ地名、人名などの「言葉」とイメージする「色」を組み合わせて染の小道公式サイトから応募する。選ばれた人には染色関連の記念品を進呈。発表は3月を予定する。

 実行委員会2017年度代表の東健太郎さんは「これを目当てに足を運ぶ」とされる「川のギャラリー」について、「展示はボランティアの行動に支えられている」と話す。川への設置は終日ではなく、架け直される。朝、川の両岸から一定間隔に張ったロープに対して並んだ人たちが息を合わせて反物を流れるように架け、夕方にはしまう作業を3日間くり返す。それを統括するリーダー的役割を担う「川組」は、ユニホームの黒はんてんを購入し、各人好きな柄を抜染(ばっせん=型を選んで色を抜く染色技法)で白く染め抜いている。

 川組も5年務める東さんは「手伝う回を重ねる度に自分の手で柄を増やしていくので『育てるはんてん』と呼んでいる。当日これを着ている人を見かけたら染めない染色が施された柄を目で楽しんでほしい」と街への来場を呼び掛ける。

 案内所は工事中で設置できなかった西武新宿線中井駅の南口に復活した。染の小道の案内やパンフレットの配布、公式グッズの手ぬぐいや絵はがきを販売する。街歩きに必要な地図「2018年版道のギャラリーマップ」は公式サイトからダウンロードできる。

 川のギャラリーは10時~17時。雨天中止。道のギャラリーは各店の営業時間内。
(新宿経済新聞)

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